チャンピックスについてまとめ
禁煙しようと思ってもなかなか難しいですよね。
病院で処方してもらえる禁煙補助薬チャンピックスについて調べました。
タバコがやめられない原因
タバコにはニコチン依存があります。
イライラするとき、気持ちを切り替えたい時などタバコを吸いたい気持ちになったことはありませんか?それはある種の快楽状態になったことにより、ストレスが軽減されホッとしたからです。
これを繰り返すことによりタバコに依存するようになってしまい禁煙が難しくなってしまいます。
禁煙のメリット
健康面
禁煙をすることで、嗅覚や味覚が敏感になり、食べ物がおいしく感じるようになります。
気管や肺に負担をかけることが無くなるため、呼吸が楽になり、咳や痰が出なくなります。
その他にも朝爽やかに目覚めることが出来る、肩こりの解消、肺がんリスクの減少など、様々な健康面でのメリットがあります。
生活面
タバコを吸っていると気が付きませんが、体や服にタバコのにおいはしみついています。禁煙することで、家族や子供から「くさい!」といわれなくなります。
さらにタバコのヤニで家具や歯が汚れることを防げます。
最近は副流煙による受動喫煙についても厳しい目が注がれています。禁煙をすることにより周囲への悪影響や迷惑も防ぐことができます。
経済面
タバコは現在どんどん値上がりしています。数年後には1000円になるという話も。
禁煙をするとたばこ代がかからないため、経済的に余裕が出来ます。吸う本数にもよりますが1万円以上浮く方もいるのではないでしょうか?
チャンピックスの効果
チャンピックスはファイザー製薬が開発した錠剤タイプの禁煙補助薬で、ニコチンパッチやニコチンガムと違いニコチンを含んでいません。
ニコチンを含んでいないため、禁煙時のイライラの減少など精神面での作用があるということです。
喫煙すると脳内のニコチン受容体とニコチンが結合します。その際快感物質であるドパミンが分泌されます。
チャンピックスが受容体に結合することにより、喫煙時よりも少量のドパミンを放出させてくれるため、禁煙時のイライラなどの離脱症状を軽減してくれます。
万が一タバコを吸ってしまったとしても、ニコチンが受容体に結合することを邪魔してくれるので、タバコがおいしいと感じたり満足感を感じたりということが無くなってきます。
そして、服用しているうちに徐々にタバコを吸わなくても大丈夫になってきます。
チャンピックスを12週間継続して服用した患者においては96.2%の禁煙成功率を誇っています。
チャンピックスの服用方法
禁煙治療は基本的に12週間です。
禁煙開始予定日を決めたらその1週間前からチャンピックスを服用し始めます。
1日~3日目までは0.5㎎錠を1日1回服用します。飲む時間は朝晩問いませんが、必ず食後に服用します。
4日~7日目から0.5㎎錠を1日2回服用します。服用は朝晩の食後に服用します。
この期間はまだ禁煙を開始していないので喫煙しても大丈夫です。この期間に自然に喫煙量が減ってくる方もいます。
8日~12週目まで1㎎錠を1日2回服用します。
8日目からが禁煙のスタートです。
口寂しいときはガムをかんだり飴をなめたり水を飲むと結構ごまかせます。ニコチン切れでイライラするときは深呼吸も効果的です。リラックスパイポも結構役に立ちました。
12週が終わったら服薬終了となります。もしまだ不安だという場合には担当医に相談してみてください。
主な副作用
副作用として吐き気があります。吐き気を予防するために必ず食後に服用するようにしましょう。
1日中ポーとしてしまう、頭痛がひどいという場合には担当医に相談しましょう。
その他口の渇き、肌荒れ、上腹部通、便秘、お腹のはり、などがあります。
特に注意したい副作用としては
希死念慮・自殺念慮があります。副作用の中に不眠や悪夢をみるというのもあり寝不足で体が休めず精神的に不安定になってしまうこともあります。気分がすぐれずに憂鬱感を感じたら医師に相談しましょう。
眠気に関しても注意が必要です。
チャンピックス服用後は車の運転はやめましょう。過去に交通事故を起こしたという事例も報告されています。
チャンピックスによる眠気は普段の眠気とは違い、抗うつ薬や睡眠薬など向精神薬に近い症状です。意識の混濁や傾眠も考えられますので、車の運転などは控えてください。
禁煙を継続するためのポイント
同僚や友人からの甘い誘惑にのって1本くらい平気と思わないように気を付けましょう。
今までの努力や禁煙を始めた理由を思い出しましょう。
喫煙による体への影響や害を思い出しましょう。
周囲が喫煙しているとつい流されてしまう可能性もあるので、出来るだけ喫煙している所には近寄らないようにしましょう。同僚や友人と一緒に禁煙を始めるのもいいと思います。
禁煙している人のブログを覗いてみて自分だけじゃないと一緒に頑張ってみましょう。
それでも吸ってしまったらすぐに禁煙を再開しましょう。
チャンピックスとタバコの費用
毎日何本くらい吸っていますか?仮に1日1箱で450円のタバコを吸っているとして計算してみると…。
1ヶ月で13,500円。1年で162,000円です!
30年吸い続けるとなんと約486万円もかかる計算になります。
これだけあれば旅行に行けてしまいますね。贅沢も出来てしまいます。
今後タバコはさらに値上がりしていくと思われますのでこれ以上の金額がかかる可能性も高いですね。
では禁煙のためにチャンピックスを服用した場合は…。
チャンピックスは約3ヶ月の服用で禁煙できます。金額は4万円ほどです。
1ヶ月のコストは1.4万円なので大体タバコ代と同じ金額になります。
禁煙失敗の理由
無理やり禁煙をしようとすると禁断症状が出てイライラしてしまい結局失敗してしまうということが多いのではないでしょうか?
自分の力だけで禁煙をしようと思うと難しいので、禁煙治療も一つの方法だと思います。
禁煙外来
チャンピックスは保険が適用されます。禁煙外来で先生のアドバイスを受けながら禁煙治療を受けることが出来ます。
ただし、禁煙治療を受けたばかりで失敗してしまった…。という場合は一定期間あけないと保険診療は出来ません。
保険が適用されず自由診療となる場合もありますので、自分は保険適用されるのかどうか調べておくことをおすすめします。
通販・個人輸入について
禁煙治療に失敗してしまい再挑戦したいけど保険適用外…。というケースは多いです。禁煙ブログを覗いてみると結構みかけます。
そのような時のために禁煙外来の他に通販という選択肢もあります。
個人輸入は自己責任ですので、信頼できるサイトから正規のチャンピックスを購入して今度こそ禁煙を成功させましょう。
病院では通院するたびにチャンピックスが処方されますが、通販の場合にはスターターパックとメンテナンスパックという種類があります。
スターターパック
最初の2週間分の錠剤が入っているのでまずはこのスターターパックから服用し始めます。
メンテナンスパック
3週目以降からはメンテナンスパックの錠剤を服用することになります。
1箱に2週間分入っているのでトータルで12週間分になるように用意しましょう。
まとめ
私もチャンピックスで禁煙にチャレンジしました。私の場合猶予期間を取らずいきなり禁煙をしたのでかなりつらかったです。ガムをかみ続け深呼吸をして、それでも我慢できずにコンビニに飛び込んでリラックスパイポを買ってきたことも”(-“”-)”
これが意外と効果があり暫くしたら周りがタバコを吸っていても気にならなくなり、コンビニに行ってもタバコに目がいかなくなりました。
そして12週終了です。チャンピックスを飲まなくなるのは不安でしたがここで終了。人にもよると思いますが、私の場合タバコを吸いたいという気持ちは消えていませんでした。ただ体が欲求しないのでそのまま楽々3か月経過。
ところが色々なことがありまして再度タバコを吸い始めてしまいました( ;∀;)
ただ以前よりは本数も減り、出かけるたびに喫煙所を捜し歩いていたのがあれば喫煙所に行くけどなければ平気位には変わってきています。
次に挑戦するときにもチャンピックスで挑戦すると思います。