sakurairoの記録

気になったり興味を持ったりして調べても忘れてまた探したりするので自分なりにまとめてみました。

よく噛むだけで美肌&薄毛対策できちゃうってホント?

そもそも唾液の働きって?

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唾液で口の中の雑菌を退治してくれている

赤ちゃんは常によだれを垂らしています。

よだれ、つまり唾液の分泌量が多いので美しい肌を保てるのです。

唾液の基本的な役割

  • 口内を潤す
  • 唾液に含まれている消化酵素アミラーゼは糖質を分解する
  • 口内を清潔に保つ
  • 歯や歯茎の病気を防ぐ
  • 味覚を助ける

など

殺菌作用のあるリゾチームという成分が唾液には含まれているので、口内を綺麗にし雑菌を取り除いてくれます。

分泌が悪いと歯周病にかかりやすくなります。

唾液は虫歯の原因となる酸を中和してくれるため唾液が少ない人は虫歯のリスクも上がります。

唾液が美容や薄毛対策出来る理由

パロチン

唾液というと食べ物を消化してくれるくらいしか思いつきませんが、実は成長ホルモンの一種のパロチンが分泌されることで美肌効果が期待できるとか。

ちなみにパロチンは天然の美容液といわれるほどだそうです。

このパロチンがたくさん分泌されると歯や骨の再石炭化を助け、さらに粘膜や毛髪などの発育を盛んにして肌の新陳代謝を促してくれます。

他にも壊れた皮膚の組織を清浄にしてくれるため、白内障更年期障害・皮膚炎の薬としても使用されています。

EGF

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EGFはタンパク質の一種で皮膚表面の受容体と結びつくことで、新陳代謝を高めて、ターンオーバーを整え美肌作りに役立ちます。

そのため肌荒れやニキビなど肌トラブルの改善にも期待が出来ます。

EGFは唾液だけではなく肌や赤ちゃんが飲む母乳などにも含まれているそうです。

IGF

IGFホルモンはインスリンに似た働きを持っているため上昇した血糖値を下げてくれます。ダイエットにも期待できますね。

その他にもシアル酸という物質が胃酸の作用によって遊離シアル酸という物質に変化をすることで胃の知覚神経を刺激してIGF-1を増やし、発毛や育毛効果を発揮してくれるそうです。

唾液の分泌が悪くなる原因

緊張や服用している薬などによる影響

食事をすると口に入れた刺激で唾液が分泌されますよね?

所が緊張をして交感神経が優位になったり、服用している薬や加齢などによって分泌が悪くなることもあります。

緊張はリラックスできる環境を作ることで回避が出来ます。

薬や加齢は医師に相談することで調剤をコントロールできることもありますので、医師に相談してみましょう。

口呼吸

私たちは毎日無意識に呼吸をしていますが口で呼吸しているか鼻で呼吸しているかで変わってきます。

口呼吸をしていると口内が乾燥してしまいます。

鼻呼吸は美容や健康促進の効果などもあるので、意識して鼻呼吸に切り替えましょう。

唾液の分泌を良くする方法

マッサージ

・耳下腺(じかせん)
耳たぶの下で、ほお骨の出っ張りのすぐ内側。親指を除く4本の指で、上の奥歯のあたりを後ろから前に向かってぐりぐりマッサージします。
・顎下腺(がっかせん)
下あごの左右の骨の出っ張りから3センチ内側の部分。親指でゆっくり押します。
・舌下腺(ぜっかせん)
文字どおり、舌のほぼ真下のやわらかい下あご部分。両手の親指をそろえて、舌を突き上げるようにゆっくり押します。
このマッサージはドライマウスの予防になります。


唾液腺のマッサージ 口腔ケアチャンネル 057

食前に行うと唾液の分泌が盛んな状態で食事が出来るので、より効果を期待できます。

このマッサージは高齢者施設でも行われているので、特に高齢の方は食事の前のマッサージをお勧めします。

舌の体操

  1. 舌を思いっきり口の外に出す
  2. 出した舌を左右に動かす
  3. 舌で唇をゆっくりなめる
  4. 舌を出して鼻の頭や顎をなめるような感じで上下に動かす
舌を出さない方法
  1. 口を閉じたまま舌で上唇を強く押す
  2. 舌で下唇を押す
  3. 舌で左右の頬を押す
  4. 舌を歯茎に沿わせてグルグル回す

よく噛んで食べる

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顔の筋肉の70%は口の周辺に存在しています。よく噛むことで顔全体の筋肉が鍛えられて、たるみの防止や血行促進につながりむくみの改善にもなります。

片側だけで噛んでいると顔の歪みに繋がるので、左右均等に一口30回を目安に噛むといいです。

どうしても早くなってしまう…。という方は、咀嚼するごとに箸を置いてみるとゆっくり噛んで食べることが出来ます。

現在はあまり噛まずに済む食品が多くなりましたが、積極的によく噛む必要のあるものを食べることで若々しい肌でいられます。

そのためにも食生活の改善から心がけていくことが必要です。

・雑穀
雑穀は、白米と違い固いので良く噛んで食べることができます。噛むだけでなく、雑穀にはビタミン・ミネラルが豊富に含まれていますので、美肌作りには最適な食べ物です。

・昆布
昆布に多く含まれるアルギン酸には、唾液の分泌量を増やす作用があるといわれています。お菓子や、お酒のおつまみの酢昆布などが手軽でオススメです。

・スルメ
イカのタンパク質は加工しても崩れにくく、コラーゲンが多く含まれています。それだけでなく、成長ホルモンの分泌を促すアミノ酸の一種「アルギニン」が含まれていて、お肌の生まれ変わりを助けます。

・ガム
美肌成分は含まれていませんが、よく噛むことができますので便利です。

唾液の分泌を促すメニュー

梅干しやレモンなどを口にすると唾液がいっぱい出てきますよね。

酢の物やサラダなど酢を使用するメニューを取り入れると唾液の分泌が促されるのでお勧めです。

玉ねぎを食べる

玉ねぎにはポリフェノールの一種であるケルセチンが多く含まれています。

ケルセチンは唾液をはじめ水分泌障害の原因となる酸化ストレスや炎症反応を抑制してくれるため、唾液の分泌を改善してくれます。

ドライマウスで悩んでいる方は特に玉ねぎを積極的に取り入れることをお勧めします。

まとめ

その他にも水を少しずつ飲むことにより口内が潤う時間が長くなり、唾液の分泌量が増えるそうです。

目安としては1日1.5~2リットル程度の水を少しずつ飲む習慣をつけるといいと思います。

よく噛むことで美容や健康に効果があるのであれば食事の時に意識していきたいですね。